審査について①

井蛙剣談 その六

前回は京都大会(正式名称「全日本剣道演武大会」)」について述べました。そして沢山の方々へ 大会への参加をお勧めしました。

 しかしながら京都大会の出場資格は称号受有者ということになっています。

 ですからまず「六段」に合格し、しかるべき後に「錬士」を取得する必要があります。

 井蛙剣の話としては、まず武徳殿の床上に立つための資格について述べてみたいと思いますが、その前に、ちょっとわかりにくいかと思われる「段位」と「称号」の関連性ついて述べてみたいと思います。

 全剣連の「称号・段位審査規則」によると、段位は「剣道の技術的力量」、称号は「これに加える 指導力や、識見等を備えた剣道人としての完成度」と定めています。

 六段については初段から地続きなので、段位をお持ちの方なら技術的力量の度合いは何となく推し 量れると思いますが、称号については馴染みのない方も多いと思われますので、ちょっと説明を加えます。

 称号は前述のように、「剣道人としての完成度」を示すものとして「錬士」「教士」「範士」の三 とおり定め、それぞれについて「付与基準」を設けております。
興味ある方は、下記の「称号・段位審査規則」第8条をご覧くださ い。ちなみに段位の付与基準は第14条です。

http://www.kendo.or.jp/event/judgment/rule1.html

 実際に新宿剣連の人が「錬士」を取得するためには、六段に合格してから1年間経過した後に 資格ができますが、東京都剣連会長の推薦を受ける必要があります。その推薦を受けるためには、東剣連が行う講習を受け、錬士とし て必要とされる、日本剣道形・審判法・指導法等の知識、実技について能力の認定を受けていることが必要です。そのうえで全剣連が 出題する小論文を東剣連経由で提出します(一部除外規定あり)。あとは全剣連の審査に付されて合否が決定します。

 審査は春と秋の年2回行われますが、この春行われた小論文の課題は、「平成19年3月14日制定の『剣道指 導の心構え』の要点を記し、それをふまえたうえでのあなたの剣道修業について述べなさい」でした。

 この「剣道指導の心構え」は、昭和50年制定の「剣道の 理念」「剣道修錬の心構え」に続く、全剣連が打ち出した基本概念の第3弾というべき重要 なものです。ですから「剣道指導の心構え」が制定されて以来ずっと、これを小論文の課題としているようです。ぜひ下記をクリック してご覧ください。

http://www.kendo.or.jp/news/kokorogamae.html

 ご参考までに「教士」と「範士」について簡単に述べさせていただきます。

 「教士」は、錬士七段受有者で、七段取得後2年以上経過し、東剣連会長より推薦された者について、筆記試験を行ったうえて審査に付されます。

 「範士」は、教士八段受有者で、八段取得後8年以上経過し、東剣連会長より推薦された者について審査に付されます。

 なんだか公文書のような無味乾燥な書き様になってしまいました。
今回はここまでにして、次回は 段位審査について、もう少し具体的に述べてみたいと思います。
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新宿区剣道連盟

Author:新宿区剣道連盟
「井蛙剣談」への思い

 「井の中の蛙大海を知らず」と自覚しつつ
「井の中は誰よりも知っている蛙」に成り代わり書き進めてまいります
つたなき指導の一環とお受け止めいただければ幸いです
               真砂 威

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