復帰しました
復帰しました
皆様方、大変ご無沙汰しております。
私的事情により剣談の執筆、中断を余儀なくされ約1年半が経過いたしました。
その事情とは、昨年の冬、膀胱に癌が発見されたことによるものです。
思わぬ罹病に打ちひしがれながらも、ひととおりの抗癌剤治療の後、全摘手術を受け、数ヶ月の療養生活を経て、なんとか復帰することができました。
思い起こせば昨年の年明け早々、1月9日に「明治維新150周年を迎えて」を掲載いたしました。その後2月5日に「『逝きし世の面影』を読む」を書き終えた後、検診で癌が発見されました。
このシリーズは、書き終えるまで10回分ぐらいの紙数が必要だとの目算です。
癌のうちでも膀胱癌は比較的生存率が高いとされていますが、癌には違いなく、どうなるかわからない我が身です。
取りあえず内視鏡手術を行い、その様子を見て次の治療を考えるというものでした。内視鏡手術は3月初旬の予定。
急がねば!
その後、2月14日「ある文明の幻影」「『逝きし世の面影』参考資料」、2月19日「陽気な人びと」、3月1日「簡素とゆたかさ」、3月12日「親和と礼節」と筆を速め書き進めます。
その間、3月7日に受けた内視鏡手術では、なんと、簡単に摘出することができない「悪性の癌」との告知を受けました。
向後しばらく抗癌剤治療を施し、約3ヶ月後に全摘手術を行うとのこと。
ひとまず退院後、3月21日に「信仰と祭り」を書き上げます。
お気づきの方もおられるかも知れませんが、その冒頭で、このシリーズの内容を大幅割愛することに触れています。
突き付けられた病状を考慮に入れ、なんとか早く締めくくりを付けたい、との思いからです。
もっとも、直に本書『逝きし世の面影』を読んでいただければよい、との考えがあったわけですが。
そして4月2日、シリーズ総集編「士魂」を書き上げ、これまで約7年間に亘って書き連ねてきた剣談の筆を擱くこととしました。
いつ再開するか見通しがつかない状態なので、今まで毎号、末尾につけていた〝つづく〟を付すことなく。
また、その前日の4月1日には、東京剣道祭に出場しましたが、これをもって竹刀も置くこととなります。
何の自覚症状もないまま癌を告知され、抗癌剤治療や摘出手術を施されることの不可解さに苛まれる日々。藁をもつかむ思いでセカンド・オピニオンを受け、更にサード・オピニオンと試みましたが、残念ながらどれも最初の診断を覆すものではありません。
もう、覚悟するしかない。
得体の知れないものを相手に、闘病の決心をいたしました。
お陰様で、4度にわたる抗癌剤治療も副作用は少なく、またその後に受けた摘出手術も10時間に及ぶものでしたが、なんとか無事乗り越えることができました。
退院後は数ヶ月、自宅療養に専念し、丸1年間の休止期間を経て、本年4月から稽古を再開しました。
稽古を始めてから約5ヶ月が経過しましたが、皆様方に手心を加えていただいているお陰で、つつがなく今日の日を迎えることができました。
これからも何かとご迷惑をおかけするかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
また、「その112」以来とどこおっている剣談ですが、これも近々再開する予定ですので、併せてよろしくお願いいたします。
令和元年8月29日
頓真
(真砂 威)
皆様方、大変ご無沙汰しております。
私的事情により剣談の執筆、中断を余儀なくされ約1年半が経過いたしました。
その事情とは、昨年の冬、膀胱に癌が発見されたことによるものです。
思わぬ罹病に打ちひしがれながらも、ひととおりの抗癌剤治療の後、全摘手術を受け、数ヶ月の療養生活を経て、なんとか復帰することができました。
思い起こせば昨年の年明け早々、1月9日に「明治維新150周年を迎えて」を掲載いたしました。その後2月5日に「『逝きし世の面影』を読む」を書き終えた後、検診で癌が発見されました。
このシリーズは、書き終えるまで10回分ぐらいの紙数が必要だとの目算です。
癌のうちでも膀胱癌は比較的生存率が高いとされていますが、癌には違いなく、どうなるかわからない我が身です。
取りあえず内視鏡手術を行い、その様子を見て次の治療を考えるというものでした。内視鏡手術は3月初旬の予定。
急がねば!
その後、2月14日「ある文明の幻影」「『逝きし世の面影』参考資料」、2月19日「陽気な人びと」、3月1日「簡素とゆたかさ」、3月12日「親和と礼節」と筆を速め書き進めます。
その間、3月7日に受けた内視鏡手術では、なんと、簡単に摘出することができない「悪性の癌」との告知を受けました。
向後しばらく抗癌剤治療を施し、約3ヶ月後に全摘手術を行うとのこと。
ひとまず退院後、3月21日に「信仰と祭り」を書き上げます。
お気づきの方もおられるかも知れませんが、その冒頭で、このシリーズの内容を大幅割愛することに触れています。
突き付けられた病状を考慮に入れ、なんとか早く締めくくりを付けたい、との思いからです。
もっとも、直に本書『逝きし世の面影』を読んでいただければよい、との考えがあったわけですが。
そして4月2日、シリーズ総集編「士魂」を書き上げ、これまで約7年間に亘って書き連ねてきた剣談の筆を擱くこととしました。
いつ再開するか見通しがつかない状態なので、今まで毎号、末尾につけていた〝つづく〟を付すことなく。
また、その前日の4月1日には、東京剣道祭に出場しましたが、これをもって竹刀も置くこととなります。
何の自覚症状もないまま癌を告知され、抗癌剤治療や摘出手術を施されることの不可解さに苛まれる日々。藁をもつかむ思いでセカンド・オピニオンを受け、更にサード・オピニオンと試みましたが、残念ながらどれも最初の診断を覆すものではありません。
もう、覚悟するしかない。
得体の知れないものを相手に、闘病の決心をいたしました。
お陰様で、4度にわたる抗癌剤治療も副作用は少なく、またその後に受けた摘出手術も10時間に及ぶものでしたが、なんとか無事乗り越えることができました。
退院後は数ヶ月、自宅療養に専念し、丸1年間の休止期間を経て、本年4月から稽古を再開しました。
稽古を始めてから約5ヶ月が経過しましたが、皆様方に手心を加えていただいているお陰で、つつがなく今日の日を迎えることができました。
これからも何かとご迷惑をおかけするかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
また、「その112」以来とどこおっている剣談ですが、これも近々再開する予定ですので、併せてよろしくお願いいたします。
令和元年8月29日
頓真
(真砂 威)
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